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セルの値は、4種類しか無い

Excelのセルに格納される値。

 

それは、大きく分けると4種類しかありません。

  1. 数値
  2. 文字列
  3. 真偽値
  4. エラー値

これが分かっていると、いろいろと応用が利きます。

 

1つずつ見ていきましょう。

 


1. 数値

1とか、-2とか、3.4とか。

 

はい、数値ですね。

 

¥1,345とかも数値であるコトが多いです。

『¥』とか『,』とか、記号が入っていますが、セルに格納されている値自体は、『1345』という数値です。

 

さらに上記以外にも、日付なんかも数値に含まれます。

日付は、1900年1月1日を数値の1として、そこからの累計日数の値に、年月日の書式を設定したものが、日付です。

 

たとえば、2018年4月28日は、『43218』という数値が実体です。

 

数値は、四則演算が出来ます。

↑ここ、ポイントです。

 

四則演算が出来るというコトは、表計算ソフトが出来るコトの大半は『数値』に対して処理をしているということになります。

 


2. 文字列

Aとか、bとか、あいうえおとか。

 

後述する、3.真偽値と4.エラー値は例外として

 

『文字列』=『数値』以外

 

と見て、ほとんど間違いありません。

 

むしろ、『文字列』じゃ無いものは、全て『数値』というほうが正しいかもしれません。

 

文字列は、四則演算が出来ません。

なので、Excelで文字列は、表計算対象外です。

装飾にしか使いません。

 

タイトルとか。説明とか。そういったものです。

 

 

数値か、文字列か。

たいていの場合、それはセルの書式設定で分かります。

 

セルの書式設定は、セルの値に基づき、適切なものを選択しますが

正しく取り扱ったとして、以下のように区分されます。

と、このように、大半は数値です。

ただ、書式設定によって、見た目が異なるだけなのです。

 

今日は、これだけ覚えて帰ってください(笑´∀`)

 


3. 真偽値

真偽値とは、『TRUE』と『FALSE』の2つしかありません。

 

TRUEを真と呼び、FALSEを偽と呼びます。

 

 

真偽値は、数値でも表現できます。

FALSEは『0』で、TRUEは『0以外』です。

 

 

IF関数の第一引数には、真偽値を示す条件を指定しますが、

 

たとえば

=IF(A1-B1, "真です", "偽です")

 

という、IF式のとき

A1とB1がいずれも数値が格納されていて

 同じ値のときは、"偽です"

 違う値のときは、"真です"

と表示されます。

 

同じ値のときは、A1-B1=0なので、FALSE扱いになります。

 

違う値のときは、計算結果が1かもしれないし、-2.4かもしれないですが

いずれも『0以外』のため、TRUEになります。

 

※ちなみに、A1かB1に文字列が入っていると、#VALUE!エラーになります。

 


4. エラー値

関数などで、誤った引数や、実在しない関数を指定したりすると、エラー値を返します。

 

エラー値にも種類があります。

 

よく見るエラー値は、#N/Aでしょうか。

Not Availableの略で、値が見つからないとか、無効というエラーです。

 

先ほど、真偽値のところで例示した#VALUE!は

数値を求める計算式の中に、文字列が含まれる場合にでます。

Valueとは、値という意味ですので、その値がおかしいよ!と訴えているわけです。

 

#DIV/0!エラーもありがちです。

『0で割り算』すると発生します。

 

0÷3は問題ありませんが、3÷0は#DIV/0!です。

分母が0だとNGですね。中学校の数学の授業で習った方も多いと思います。

 

 

他にもエラー値はありますが、つまりは無効な値なので、計算には使えません。

エラーが発生しているセルは極力無くすよう、表計算する必要があります。

 


まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

Excelは表計算ソフトですから、基本的には数値を取り扱います。

ただ、本当に数値だけだと、その意味が分からなかったりするので、文字列を併用します。

 

真偽値は、数値を求める過程で使います。

 

エラー値は、本来あってはならない値。として覚えておきましょう。