複数の条件を順に調べた結果に応じて異なる値を返します。
IF関数をネストしなくても、順番に条件を判定できます。
Excel2016から追加されました。
ただし、Office365でないと使えません。
◆使い方
IFS(論理式1, 真の場合1[, 論理式2, 真の場合2, …])
◆引数
論理式1 | 真偽を評価する条件。 |
真の場合1 | 論理式1が真だった場合に返す結果 。 |
論理式2 | 論理式1が偽だった場合、次に評価する条件。 |
真の場合2 | 論理式2が真だった場合に返す結果。 |
以下、論理式と真の場合を繰り返し、合計127個の条件をテストできる。 |
Excel2013以前でIFをネストした場合と、比べると以下のようなイメージ。
セルF5とF6にIF式とIFSの結果があります。それぞれ同じ結果を返しています。
数式は、以下の通り。
閉じカッコの数を気にしない分だけ、IFSの方が使いやすいかと思います。
最後にテクニックですが
IFSの最後の部分の論理式を"TRUE"にすると、いずれの条件にもヒットしないものを引っかけることができます。